広末涼子さんで話題の「ペイハラ」とは?現場の声を拾ってみました

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ペイハラとは「ペイシェント(患者)ハラスメント」のこと。医療に従事している看護師さんや介護士さんに対しての暴言、暴力、セクハラ、診療費未払い、過剰な要求などの「ペイハラ」が深刻化し問題となっています。最近よく知られるようになった「カスタマー(客)ハラスメント」と内容はだいたい同じですが、なんと医療従事者のほぼ100%がペイハラの経験者だと話す専門家もいるようです。

今回は広末涼子さんで話題となったこの「ペイハラ」について深堀してみます。

目次

ペイハラ被害はかなり深刻

患者から叩かれた、暴言を受けたなどの迷惑行為「ペイハラ」。精神的苦痛を感じ退職する医療従事者もいるようです。東京都では2025年4月1日から「カスハラ防止条例」を施行するほど、問題視されているハラスメント問題。ハラスメントを経験したと答えた業種の割合は以下の通りとなっています。

業種割合
1位国家・地方公務員46.2%
2位医療・福祉43.1%
3位運輸・郵便業41.6%
4位電気・ガス・熱供給・水道業40.7%
5位郵便局・協同組合など40.4%

出所:パーソナル総合研究所

2番目にペイハラの被害が多い医療機関

表では43%となっており、ハラスメント経験者は2人に1人程度となっていますが、実際の医療現場での声を拾ってみると、「(実際の経験率は)もうちょっと高いのではないか?当事者になっていなくても『見たことがある』とかなら100%でしょうし」という声も聞かれました。

では実際に医療現場ではどんなハラスメント行為が行われているのでしょうか。

ペイハラ被害をXで拾ってみた

「夜勤中の介護士が認知症のばあさんに首絞められた」

「認知症を理由に『仕方ない』というご家族もいる」

「かなり強めの暴言を吐かれた」

「交通事故の交渉を有利に持っていきたいので、いい診断書を書いてくれという無理な要求。断るとそれに対して非常にご立腹されて診察室から出ない」

「点滴棒を振り回したりとか」

「病気によってコントロールできない方もいる。突発的に殴る・引っかく・かむなどは、日常的にあったのかな」

「『訴訟する』と脅された」

「飲酒や薬物の使用、また終末医療などで精神が不安定な状況の患者もいる」

「体を触られる」

「病院内で執拗につけまわされる」

「院内で大声で文句を言われる」

「長時間居座る」

深刻化する「ペイハラ」対策は?

深刻化しているペイハラ。各病院ではどのような対策をしているのでしょうか。具体的には以下のようなことをしている病院がありました。

「カスタマーサービスを置いている」

「医師や看護師からの連絡ですぐに駆け付け、迷惑行為に対してトラブル解決を行う部署の設置」

「警備のスペシャリストを置き、まずは言葉での交渉」

「トラブルを未然に防ぐため、普段から院内を巡回」

「心のケアセンターを常設」

「監視カメラを導入」

「ホームページにて、『迷惑行為により診療をお断りする場合があります』と告知」

まとめ

高齢化が進むなかで、医療介護業界の働き手を確保するためにも「ペイハラ」対策は大きな課題となっているようです。患者からの暴言や暴力、わいせつ行為などにより、医療スタッフの離職が増えているのも事実。医療機関はこのような行為に対して毅然と対応し、警察への通報や診療拒否できるようになって欲しいと思いました。

なんだか、学校の先生が抱えている問題と近いな…と感じてしまいました。

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