新学期がはじまると心を砕くのが「友達関係」ですよね。これまで仲の良かった友達と学級や学校が離れてしまい、一から友達関係を作り直し…。とっても疲れる時期です。
ここでは「効果的な」友達の作り方についてご紹介します。なぜなら私は元中学校教師。そして現役の非常勤講師です。まだまだ中学生と付き合っていますので、力になれること間違いなしです!
この記事では、
●友達を作るきっかけ作り
●友達を作るときに役立つ話題作り
など、友達作りのヒントとなる記事を載せています。
ぜひこれからの友達作りに役立ててください。



助けてみる
まずご紹介する方法は「助けてみる」という方法です。大それたことではなく、日常のほんのささいなことで構いません。
例えば、
●黒板消しを手伝う
●給食当番を手伝う
●掃除を手伝う
●物を運ぶのを手伝う
などです。
別に「手伝うよ」なんて声を掛ける必要もありません。さりげなく、相手の仕事を手伝ってあげるんです。たった一つだけ大事なことがあります。それは「笑顔で行うこと」です。無表情だと「遅いから手伝ってくれてるのかな」と相手を不安にさせてしまいます。ただにっこりと相手を手伝う。ちょっと明日、挑戦してみてください!
小さな成功体験を積み重ねる
「友達を作りたい!」と意気込みすぎると、相手が引いてしまうことがあります。ここは焦らず、じっくりと小さな成功体験を積み重ねることが大事。「少しづつ」を意識しましょう。具体的には、最初から長い会話を求めず、相手が一言で返せる会話にとどめる、1ターンでも会話ができれば良しとすることです。ぐいぐい攻めるとのちのちうまくいかなくなるものです。「もっと話したいな」と思わせることが大事です!
小さな成功体験の例としては、
●簡単な挨拶から始める
●授業の感想や宿題についてなど短い会話を意識する
●相手の持ち物をほめる
●ちょっとした持ち物を借りる(消しゴム、赤ペンなど)
「聞く」「お願いする」ことから始める
友達作りを焦るあまり、自分のことばかり話してしまうのは失敗のもと。まずは相手の話を 聞くことに集中することも大事です。最初は相手の話に相槌を打ったりし、だんだんと質問をしたりすることで会話に参加している感覚が得られます。
中には「質問することすら難しい」という環境の人もいるかもしれませんね。その場合は少しずつ「聞く」「お願いする」練習をするといいと思います。
例えば
「そのノートどこで買ったの?」
「宿題の場所、聞き洩らしちゃったから教えてくれない?」
「黒板が見えづらいところがあったからノート貸してくれる?」
「字がきれいで見やすかったよ、ありがとう」
など、簡単な会話を用意しておくのがよいでしょう。完璧な会話を求めないことが大事です。最初から面白い話や気の利いたことを言う必要はありません。たどたどしくても、一生懸命話すことが大切です。
焦らず時間をかける
仲良くなるには時間がかかることもあります。すぐに親しい友田津になろうと焦らず、少しずつ関係を深めていくことが大切です。
全ての人と仲良くなれるわけではありません。気が合う人もいれば、そうでない人もいます。無理に関係を築こうとするのではなく、自然体でいられる人と心地よい関係を築きましょう。
まとめ
私も高校生のときはよく友達作りで苦労しました。とくに4月は毎年のように「友達ができない」「前のクラスに戻りたい」と嘆いていたのを覚えています。だんだんと友達が増え、楽しくなってくるのですが、それでも途中から友人関係が変わったりもしています。必ずしも4月の友が1年間の友ではないのです。行事や生活を通して、友人関係は変化します。経験上、最初に親しい友人がいなくても、焦らず、にこやかに過ごすことが大事だと思います。大丈夫、時間はかかっても、きっと気の合う仲間はみつかりますよ!
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