韓国の兵役制度って何⁉アイドルいじめがあるって本当?期間やシステムを紹介

(スポンサーリンク)

北朝鮮との長い戦争の歴史がある韓国には、兵役制度が存在します。最近ではBTSのメンバーが徴兵を発表し話題にもなっています。今回は韓国の「兵役制度」について解説していきます。

目次

基本的には19歳で入隊

韓国には「兵役法」というものがあります。この法律によって徴兵が行われます。具体的には19歳になった男子は「兵役判定検査」を受けます。心理検査や身体検査、適正分類などがあり最終的に1級~7級までの兵役処分判定を受けます。

1級~3級は現役兵役に従事します。

4級は持病のある人や受刑者で「補充役」として軍隊ではなく公的機関で従事することになります。

5級は外国国籍を取得した人や性転換を行った人で「戦時勤労役」として有事のときに従軍します。

6級は心身障害のある人や脱北者で兵役が免除されます。

7級は病気の治療中の人で「再検査」の対象者を指します。

兵役法では19歳~30歳までの男子が兵役を行うことになっていますが、基本的には19歳で入隊するようです。大学生の場合は休学して入隊します。19歳で入隊しておかないと就職にも不利で、韓国では履歴書に「入隊歴」を書く欄もあるそうです。

2020年の兵役法の改定で「文化勲章や文化褒賞の受賞者」は30歳まで兵役を遅らせることができるようになりました。これにより芸能活動等で入隊を遅らせるアイドルなどもいます。BTSのジンがそれに当てはまります。ジンは2025年10月まで訓練予定です。

期間は最大2年間

兵役の期間は陸軍・海兵隊で21か月。海軍が23か月で空軍は24か月(2年)となっています。最初の2~3週間は基礎訓練として射撃訓練や手りゅう弾の使い方を学びます。その後海軍や海兵隊、空軍などの各部隊に配属されます。

免除される人もいる

身体障害や心身障害で免除される人もいます。全体の5%程度だそうです。有名人で免除になった人は、低視力を理由にペ・ヨンジュン、肺気胸を理由にチャン・ドンゴン、骨軟骨病変を理由にソ・イングクなどがいます。

また海外の永住権や国籍を取得している人も免除の対象になります。

兵役逃れは厳重な罰が下されるようで、不正に外国籍を取得した者が「韓国への入国禁止」を言い渡され、長く祖国に入国できないという事案もあるそうです。

兵役中は週休2日、給料も出る

兵役中はもちろん厳しい訓練がありますが、休暇もしっかり取られているようです。基本的には土日は休みで、夕食後から就寝前までは自由時間なんだとか。軍服を着ていれば外出も許可されていて、家族に会ったり恋人と会ったりもできるということです。

給料は月給60~100万ウォン(階級により異なる)、日本円で7万~12万円ほどです。

終わっても年に1回訓練がある!

除隊後の8年間を「予備役(予備軍)」、それから満40歳までを「民防衛(民防衛隊)」と言います。実は兵役が終わったあとも40歳までは年に1回、2泊3日の訓練があるそう。つまり兵役は40歳まで続くということ。

アイドルいじめがあるって本当?

アイドルに限らず、軍隊の中でのいじめはあるようです。ある兵役経験者は次のように語っています。「先輩に殴られた兵士は、その時は『自分は暴力をふるう側にはなるまい』と思ったとしても、軍隊という閉鎖的な空間で2年間のうち1年間殴られ続けたら、後輩ができた時にやっぱり同じことをやってしまうんですね。とても残念なことです。また、自分だけが体罰に加わらずにいると、『なぜお前はしないんだ?』と逆にターゲットにされるので、仕方なく殴るというケースもあるでしょう。ドラマにもそういうシーンがありました。いわゆる「いじめ」の構図と同じです。これは本気で無くすべき悪しき習慣です。」

徴兵された最近の芸能人・アイドル

・ドウン(DAY6)1995年8月25日生

・チョン・インソン(KNK)1994年7月1日生

・ナム・ダルム(俳優)2002年6月13日生

・パク・ソハム(KNK)1993年10月28日生

・キム・ヒョンス(D1CE)1995年4月12日生

・チョン・ユジュン(D1CE)1995年7月26日生

・ウォンピル(DAY6)1994年4月28日生

・ヨンビン(SF9)1993年7月12日生

・デヨル(GoldenChild)1993年2月11日生

・ホンソク(PENTAGON)1994年4月17日生

・MJ(ASTRO)1994年3月5日生

・ハウン(4Men)1994年3月3日生

・イ・テファン(俳優)1995年2月21日

・ジン(BTS)1992年12月4日

Follow me!

(スポンサーリンク)

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次