中学校の入学受付って何をするの?服装は?持ち物は?元中学校教師が徹底解説!

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4月1日に行われるのが「入学受付」です。2月頃に行われる「学校説明会」にてその日程が知らされることが主流だと思います。ここでは私が勤めていた北海道を例に、入学受付とは何かについて詳しく解説していきます。小学校と変わらない部分もありますので、北海道で小学校や中学校に進学する方々はぜひ参考にしてみてください!

目次

入学受付とは

「入学受付」とは、その学校に入学する生徒数を把握するために行わるものです。年明け頃に教育委員会から「入学通知書」というはがきが送られてきたと思います。その通知書を持っていくのが「入学受付」です。入学通知書には校区の学校名が書かれていますので、特別な事情がない限りは記載の学校に行くことになります。実はわが家の息子は「指定変更区域」という記載があるはがきを受け取りました。A小学校とB小学校の中間に住んでいたので、好きな方を選んでいいよ、というものです。そのような方もいると思います。中学校は保護者の付き添いは必要ありません。

生徒数でクラス数や教員数が決まる

なぜ4月1日に行うのかというと、この日に集まった「入学通知書」の数で教員の数と学級数が決まるためです。少し長くなりますが、気になる方はお読みください。

小学校1年生も中学校1年生も「1クラス35人」という上限があります。中学校に関して言うと、中2中3になるとそれが40名に増えます。そのため、入学者数によってクラス数が変動します。大げさに言うと「36人入学してきたら2クラス(1クラス18名学級)だから教師は2名必要」「35人入学してきたら1クラスだから教師は1名でいい」ということです。1名の入学者で学校はだいぶ変化する可能性があるということです。「そんなの、小学校に聞けばわかるじゃん!」と思いますよね?そうではないんです。受験や転勤、指定区域変更などで小学校でも把握しきれていない部分があるんです。とりわけ中学校受験した生徒は、ぎりぎりまで悩んだり、追加合格があったりして数が正確には把握できないのです。小学校入学時も「自宅とは違うところから通う(祖父母の家から)」などがあり、指定区域変更がかなり入り、入学者数はかなり変動します。クラス数が決まらないと先生の数も決まりません。4月1日にならないとわからないのです。

通知書を忘れたらその日のうちに届けるのが鉄則

入学者数は「学校に来た人数」ではありません。あくまでも「入学通知書」の数で決まります。ですから、忘れた場合や欠席の場合も、4月1日中に学校に届ける必要があります。厳密にいうと「教育委員会に人数を報告する前までに」です。時間は学校で指定されますので、指示に従ってください。私の経験上、忘れてくる生徒が必ずいます(笑)しかし前述の通り、クラス数や教員数が決まる大事な書類のため「明日でいいよ~」とはなりません。とっても厳しく「今から取りに帰って、すぐに持ってきてください」「おうちの人に連絡して届けてもらってください」という対応になるのはそのためです。裏を返せば「入学通知書」さえ持ってきてくれればいいのです!

入学受付の流れ

ここでは具体的な流れを説明していきます。あくまでも私の経験上なので、この通りではないかもしれませんのでご承知おきください。

中学校の教室に集合

だいたい入学受付は午後に行われます。午前中は新しく着任する先生たちのあいさつや会議が行われるためです。まず玄関に「〇〇小学校6年1組→〇年〇組教室へ」というような張り紙があります。入学受付は名簿の関係で小学校単位で行われることがほとんどです。卒業式以来、元クラスの生徒たちが集合する形です。同窓会のようでにぎやかになることがよくありますが、そのあたりも先生たちが見ています。体育館に集める学校もあります。

入学通知書の確認

何度もいうように「入学通知書」の回収が最大重要任務なので、すぐに回収がはじまります。一人ずつ担当教諭の前にいき、名前、生年月日などを確認しながら回収します。一気に「はい、集めまーす」とはなりません。教員生活16年近くありましたが、今まで一度もありませんでした。必ず一人一人読んで、照合していきます。そのとき「住所」「電話番号」を言うように言われることもあります。最近はデータが小学校から中学校へ引き継がれるようになったため、確認しない学校もあるかもしれません。今後のもしもの連絡用に聞くという感じでした。

資料の配付、回収

ついでにさまざまな資料が配布されたり、回収したりすることがあります。入学式にむけてのものや、名札や部活のこと、健康調査関係、アレルギー関係などです。このあたりは忘れても「入学式までに」といわれることが多いと思います。

入学式に向けての話

1週間後くらいに入学式がありますので、入学式の流れや持ち物などの話があります。これは全体に関することなので、体育館に移動して全員に向けて1人の先生が話すこともあります。そして解散、という流れです。入学式に答辞などがある生徒はこのあと個別に先生から話があります。頭髪や服装に心配がある生徒も、もしかしたらこの時に少し声がかかる可能性があります。

入学受付に必要な持ち物

入学受付に必要な持ち物は以下の通りです。

  • 入学通知書(はがき)
  • 上靴(指定がなければ何でもOK)
  • 筆記用具
  • ファイル(配付資料があるはずです)
  • 住所や電話番号がわかるもの(言えない生徒が増えています)
  • 靴袋(履いてきた靴を入れるため)

教科書類はまだ配付されませんので、そこまで大きなかばんも必要ありません。おそらく入学式あたりに教科書配付やワーク販売があると思います。

入学受付の服装

入学受付時の服装は自由です。制服が出来上がっている生徒もいればそうでない生徒もいるためです。制服を着てきた子は見たことがありません。小学校で過ごしてきた服装で行ってください。

クラス発表は入学式で

入学通知書をもって正式な入学者数が決定します。そのためクラスの発表は入学式となります。入学受付の日はまだ何も知ることはできません。入学式の日、玄関に張り出されますのでそこで確認してください。

入学受付は1時間程度で終わります

目的が「入学通知書の回収」と「入学式の連絡」なので、所要時間は1時間ほどです。心配なことがあればあらかじめ相談しておくといいでしょう。また個別に学校に伝えたいことがあれば、この日の受付の最後に先生に時間をとってもらってもいいと思います。「入学してからでいいか」とは思わず、気になることはすぐに相談すべきだと思います。

はじめてのことで緊張する人も多いかと思いますが、先生方はみなさんに会えるのを楽しみにしているはずです。元気なあいさつと笑顔で楽しんできてくださいね!

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